家を新築するなら材質にもこだわろう!住宅用木材の種類について

家を新築するなら材質にもこだわろう!

家を新築するなら材質にもこだわるといいでしょう。とくに、建築に使われる木材は慎重に選びたいところです。木材の種類はたくさんありますので、素人にはどの木材がよいか判断するのは難しいと思います。しかし自分の住む家を新築するのに業者に任せっきりではつとまりません。

木材選びで大切なのは、それぞれの特徴を把握することです。種類によって異なる特性も考慮に入れたいところです。そこでこの記事では、家を建てる時の木材に着目してみたいと思います。

住宅用木材とは

木材の種類がわかりやすくなるためには、木材の種類を見ていく前に、住宅用木材の基本的な知識を把握しているとよいでしょう。家づくりに使用される木材は大きく分けて「構造材」「造作材」「床材」に分けられます。そこでまずは、この3つの種類について見ていきたいと思います。

構造材

構造材とは、家の骨組みにあたる部分に使用される木材のことをいいます。具体的には、土台・柱・梁・桁・母屋のことを言います。家づくりにおいて最も大切な素材といえるでしょう。

造作材

造作材は室内空間に使用する、仕上げ材および取り付け材です。使用される箇所は多岐にわたっており、天井・床・棚・階段のほか、鴨居・敷居・長押・框や、ドア枠・窓枠などに使用されています。

床材

名前の通りフローリングなどの床に使用される木材のことをいいます。床は直接接する部分ですので、床材にこだわる人は多くいます。

家を新築するならどの木材がよいのか

家を建てるのであれば材質にこだわるといいでしょう。とくに中心となる木材選びは慎重にした方がよいと思います。木材には国産・海外産と多くの種類があり、硬度や加工のしやすさなどが大きく異なります。新築住宅を建てるなら、木材の種類や特性を理解しておくとよいでしょう。

構造材に向いているのは

ヒノキは日本を代表する建築木材です。高級木材というとまずヒノキがあげられます。耐水性があり虫や菌などに強いのが特徴で、古くから構造材として使われてきました。昔からお寺や神社などにも使われており、千年以上も前のヒノキ建築の建物も数多く残っています。

ヒバはヒノキと似たような特徴を持っています。ヒバもヒノキ同様、水やシロアリ、菌などに強い木材です。そのため、住宅の土台や柱などの構造材によく使われています。なじみの深い木材にはスギもあります。成長が比較的早いことなどから全国各地に杉林があり、安くて流通量の多いのが特徴です。スギは材質が柔らかいこともあり、構造材にもよく使われています。

構造材に用いられる高級木材としては、ケヤキもあげられます。硬く耐久性にも優れているため、昔から大黒柱に用いられています。ケヤキは硬さ故に扱いが難しい木材でもあります。マツは比較的材質が柔らかい木材です。外国ではフローリングに用いられることが多いのですが、日本では柱や梁に使われることもあります。

造作材に向いているのは

スギは比較的柔らかい木材で、あらゆる部材に加工できるので、造作材や建具などにも幅広く使用されています。

クリは硬質で耐久性・耐水性に優れ、害虫にも強い木材です。クリの特徴は硬くて丈夫なことです。そのため建物の土台に使われるほか、水にも強いことから台所周りにも使われています。また、美しい木目を活かして家具の材料としても利用されています。ただし乾燥に弱く割れやすい性質があるため、住宅用建材として利用するためには高い技術が必要とされています。

ウォールナットも木目の美しい木材で、加工しやすく狂いも少ないため家具や建具に使用されています。クリと同じく乾燥に技術が必要で材質が硬く、高級木材のひとつになっています。

床材に向いているのは

ナラは古くから使われている木材です。海外産のものはオークと呼ばれることもあります。かなり安価で仕入れることができるため、住宅でもかなりの量が利用されています。特徴としては、傷がつきにくく耐水性があることです。木目もしっかり出るので、フローリングなどに使用されています。

ウォールナットは古くから床材として使われてきた木材のひとつです。色は濃く、主要な材木の中ではトップクラスの堅さと耐久性があり、衝撃にも強いのが特徴です。

コルクはコルク樫の樹皮から作られた床材です。その特徴は天然のクッションともいえる高い弾力性です。耐久性や吸音性、断熱性にも優れているため、防音性を高めた商品も多数売り出されています。

まとめ

家を新築するのであれば材質は自分で選びたいものです。とくに中心となる木材選びは、家の耐久性だけでなく雰囲気にも大きな影響を与えますので、特徴や性質をしっかりおさえて、好みの素材を選ぶとよいでしょう。

注文住宅の「さくらホーム」では、プロの観察に基づいて積極的に提案しています。新築時の木材選びにもプロの視線でアドバイスをいたします。注文住宅をお考えの方は、さくらホームまでお問い合わせください。