経年劣化などによって自宅のリフォームを考える方は多くいらっしゃるかと思いますが、その際に万が一でも失敗したくないと思われる方がほとんどではないでしょうか。費用と時間をかけたにも関わらず、結果として納得のできない形になってしまうのは残念なことです。そこで今回は、リフォームをする際に失敗を防ぐためのポイントについてご紹介いたします。
リビングの場合
リビングは家族団らんの場でもありますし、お客さんを迎える場でもありますので、リフォームの対象となりやすい部屋でしょう。家の中核を担う部屋と言っても過言ではありませんので、どのようにリフォームするのかによって暮らしの雰囲気も変わります。そんなリビングのリフォームをする際によくある失敗例として、明るさ不足と冷暖房の効きが悪くなるというものが挙げられます。
例えば、これまでリビングとして使用していた部屋の隣にも部屋があった場合に、間仕切りを撤去して大きな一つの部屋にするというリフォームがよくあります。その場合部屋としてはスペースが大きくなるので快適性が増すものの、採光量が不足してしまい部屋が若干薄暗い雰囲気になってしまう事があるのです。また、それと同様に部屋の面積が広くなったことによって冷暖房のパワーをより求められますので効きが悪くなったと感じることもあります。さらには効きを良くするために冷暖房の出力を上げたことで電気代がリフォーム前より上がってしまうということも考えられるでしょう。
採光量を上げる手段としては窓を増やすか窓のサイズを大きくするというものがありますが、採光量のことだけを考えてしまうと断熱性が低下してしまう恐れもあります。このように、部分最適のような考え方ですと次から次へと問題が起きてしまう可能性がありますので、冷静に全体のバランスを考えた上でリフォーム内容を決定することで、失敗を防ぐことができるのではないでしょうか。
キッチンの場合
キッチンのリフォームの場合、よくある失敗例としては「移動によって大掛かりな工事になってしまった」というものが挙げられます。キッチンの場所を移動することによって雰囲気や印象はガラッと変わりますので、思い切って変更したいと考える方も多いのではないでしょうか。しかし、その際に配管の存在をついつい忘れがちなのです。料理の際に出る水などの液体はキッチンのシンクから配管を通じて排出されますので、配管なくしてキッチンは成り立ちません。そうなると、当然キッチンの移動の際には配管も移動または延長などの工事をしなければならなくなるのです。そうなるとただ移動させるだけではなくなってしまいますので、工事としてはとても大掛かりなものとなるのです。基本的に配管の取り付けられている設備を移動することは普段ないために、ついつい見落としてしまいがちな部分です。
この失敗を回避するためのポイントとしては、事前に間取りや配管について確認をするということです。移動したい位置を決めた上で、間取りとして可能かどうか、そして配管がどの様になるのかをリフォーム業者に相談してみましょう。移動の可否や工事のボリューム感を概算でも教えてもらうことができるはずですので、失敗せずに済みます。
お風呂の場合
お風呂をリフォームするとなった場合、バスタブの変更と浴室機能の追加が人気ではないでしょうか。バスタブには様々な形状やデザインがありますので、これまで使用してきたものと大きく変更することによって入植時の雰囲気などに変化を加える事ができるのです。また、浴室乾燥機能やジャグジーなどこれまでなかった便利な機能を追加することで、入浴時の快適性を格段に向上させることが可能となります。ただし、失敗しやすい部分が潜んでいるので注意しましょう。
まずはバスタブですが、実物を見ずにカタログ上でデザインやサイズ感を確認し交換してしまったことで想像と違ってしまうことがあります。実際にバスタブに入り、普段のようにくつろいだときにどうかという部分が重要です。これまでよりも良くなっていればいいのですが、形状的にフィットしなかったり違和感を覚えるということもあるでしょう。また、浴室内の色やデザインとのバランスが取れず、バスタブだけが浮いてしまったということも少なくありません。
可能な限りショールームなどで実物に触れてみてから決めるようにすると失敗を防ぐことができるでしょう。画像と実物とでは質感や色味などが異なる場合もありますので、とても重要なポイントとなります。また、浴室内の機能追加に関しては、リフォームで追加したとして本当に使用するのか、無駄にならないかどうかを真剣に考えてみましょう。初めはいると思っていたとしても、実際に使用したのは初めの数回だけで、それ以降は無用の長物になっていることもよくある話です。一時の感情で決めてしまわないことが大切です。
依頼する業者の選定も重要
リフォームを依頼する業者選びもリフォームで失敗しないための鍵となります。依頼者の要望やイメージに真摯に向き合ってくれる業者であれば失敗する確率は非常に下がるでしょう。一度リフォームをしてしまうと、万が一理想と異なっていたとしても元に戻したり修正したりすることはとても難しいです。そのときに後悔しても手遅れですので、依頼者側と同じかそれ以上の熱意を持った業者の方に依頼することをおすすめします。リフォームの打ち合わせでは些細な疑問も飲み込まず、納得がいくまでとことん話し合うことが大切です。
まとめ
対象となる部屋に限らず、リフォームをする以上は今よりも良くするために行うわけですので失敗はなんとしても避けなければなりません。費用も決して安いわけではないので、確実に理想を実現することが大切ではないでしょうか。「さくらホーム」ではお客様の要望に寄り添うことを重視しておりますので、必ずやご納得いただけるリフォームを実現いたします。まずはカタログ請求あるいはお気軽にお問い合わせください。